【Swift】AVAudioPlayerの.prepareToPlay()とは?意味や使い方をわかりやすく解説

「音声をできるだけ遅延なく再生したい」「ボタンを押した瞬間に音を鳴らしたい」

そんなときに便利なのが AVAudioPlayer の .prepareToPlay() メソッド です。

.prepareToPlay() は、AVAudioPlayerが音声を再生する前に必要なデコードやバッファ準備を事前に行い、再生開始をスムーズにするための機能です。

効果音や短い音声を扱うアプリで特に効果を発揮します。

.prepareToPlay()とは?

.prepareToPlay()は、AVAudioPlayerインスタンスに対して呼び出すことで、再生に必要なデータを事前にデコードしてメモリに読み込み、すぐに再生できる状態にしておくメソッドです。

もし .prepareToPlay() を呼ばずにそのまま .play() した場合でも、実は.play()の中で自動的に準備が行われます。

ただ、その場合は再生開始までにごくわずかな遅延が発生することがあります。

そのため、特に効果音のような「タップした瞬間に音を鳴らしたい」用途では.prepareToPlay()を使う場合と.play()のみを使う場合で違いを感じることがあります。

どういうときに便利?

このメソッドが特に力を発揮するのは、効果音や通知音など「即時に再生したい音」を扱うときです。

ユーザーがボタンを押した瞬間や、ゲーム中のアクションに連動して音が出る場合など、再生タイミングにこだわりたいときに有効です。

また、短い音声を頻繁に再生するUI(ボタン音、タップ音など)や、ゲームや教育アプリのようにタイミングが重要な音再生にも向いています。

実装例① 効果音を即時再生

例えば、ユーザーが画面をタップした瞬間に「ポン!」と効果音を鳴らしたいとします。

このとき、アプリ起動時や画面表示時に効果音ファイルをAVAudioPlayerで読み込み、prepareToPlay()を呼んでおくことで、実際に再生するときは.play()だけで即座に音が鳴ります。

このコードでは、audioPlayer?.prepareToPlay()で再生準備を完了させているので、playSound()を呼んだ瞬間に効果音が鳴ります。

loadSound()はアプリ起動時や画面表示時など、事前に呼んでおくのがおすすめです。

実装例② ゲームの複数効果音に適用

複数の効果音を事前に準備し、必要なタイミングで即座に再生したい場合にも、prepareToPlay()が活躍します。

ゲームアプリなどでは、攻撃音・ジャンプ音・アイテム取得音など、いろいろな音を切り替えて使いたい場面があります。

この実装では、複数の音声ファイルをまとめてロードし、それぞれprepareToPlay()で再生準備を済ませています。

実際に音を鳴らすときは.play()を呼ぶだけなので、ユーザーの操作にすぐ反応できる快適なサウンド演出が可能です。

.prepareToPlay() の注意点

.prepareToPlay()は、呼び出しが必須というわけではありません。

.play()の中でも暗黙的に準備が行われるため、使わなくても音は鳴ります。

ただし、再生開始までのラグを確実に減らしたい場合や、タイミング重視のアプリでは明示的に呼ぶことをおすすめします。

一方で、このメソッドは再生のために音声データをあらかじめデコードしてメモリに載せるため、長時間や大量の音声データには向きません。

短い効果音や通知音のように、メモリ消費が小さい音声を事前に準備する使い方に最適です。

まとめ

.prepareToPlay()は、AVAudioPlayerが音声をすぐに再生できるように事前準備をしておくためのメソッドです。

即時再生したい効果音や通知音などに使うことで、ユーザー操作と音の鳴るタイミングをぴったり合わせることができます。

呼び出し自体は必須ではありませんが、「操作に即反応する音」を目指したい場合は積極的に活用しましょう。

詳しくはApple公式ドキュメントも参考にしてください。
AVAudioPlayer | Apple Developer Documentation

おすすめの記事